八祐会ブログ

気学の話題を中心に

運の強さ

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「この世は、運の強いものが勝ちです」とは私たちの先生の言葉。
50年以上も気学に携わってきた先生の歴史を考えると、とてもとても重い言葉で、巷に飛び交う「開運」なんぞと同列にはできない。

では果たして「運の強さ」とは、一体どういうことなのだろうか?


運を強くする上で、気学は非常に有効な学問である。
その確信は、妻に先立たれた今もなお変わらない。なぜそう思うのかは、今の私にはまだ明確な言葉で説明することができない。
「勘」としか言いようがない。

この「勘」が当たることが、運の強さと言えるのではないだろうか。
いや、勘が当たるというよりは「外れない」といった方が正しい。スポーツの試合などで「勝てる気がする」よりも「負ける気がしない」という方が強い、そんなイメージか。私の妻の勘も、当たるというよりも外さないが適切だった。あの人の勘の鋭さは人間の領域を超えていた。
その領域に少しでも近づけるよう、私は祐気とりをし続けているのかもしれない。


人生は、選択の繰り返し。常に選択を迫られる。その選択の良し悪しが、そのまま人生の良し悪しに通じる。運がいいといわれる人は、その選択がとても上手なのだろう。あるいは、良い悪いの選択ではなく、良いと良いの選択しかないのかもしれない。
気学生活を続けていると、自ずと悪い選択という概念が無くなっていくような気がする。一見すると不幸な事態に思えるようなことでも、それは自分にとって必要な試練である、などのように。

試練を乗り越えるには「祐気」が必要なのは間違いない。


運を強くするということは、結局は自分自身を強くするということなのかもしれない。精神も肉体も、頭脳も、全部。
自分自身だけではない、自分の周りにいる人達も、強くしていく。
生きる上で欠かせないお金も強くなる。

そうして自分や環境が強化されていけば、生きていくことが楽になる。



「この世は、運の強いものが勝ち」
四苦八苦のこの世を「幸せだった」と言って旅立つことができる人が、
人生の勝ち組なのかもしれない。