八祐会ブログ

気学の話題を中心に

勝って驕らず 負けて悔やまず

先日に行われたサッカー ワールドカップ決勝。勝利したドイツチームの選手よりも、アルゼンチンのエース、メッシ選手の様子にばかり目がいってしまった。

彼は27歳だから、また次があると言われるが、アルゼンチンが決勝に進んだのは24年ぶりなわけで、果たして彼に次のチャンスがあるかというと、非常に厳しいと思われる。

 

人生最大のチャンスが目の前から消えてなくなってしまった。

果たして人は、そのあとにどう振る舞えばいいのだろうか?

 

よく言われるのが「その悔しさをバネに」がんばれというもの。

まだその後も同じ戦いが続くのならば、その方法もアリだと思う。でももうチャンスは2度と訪れないとしたら、どうだろう。その悔しさを別の分野で活かせって?それはアドバイスとしてはあまりに乱暴でしょう。そういうことを平気で言える人は、人生を賭けた戦いをしたことが無い人です。

 

悔しさは、忘れてしまうのが1番です。

それじゃあ同じ失敗をくり返すかもって?

トラウマになって足かせになるよりよっぽどマシでしょ。

それに、そんな強烈な負けは、忘れたくても忘れられないって。だからせめて、足かせにならないようにしたいっしょ。

悔しさをバネに?そんな弱いバネじゃあ、また負けるよ。

好奇心や向上心など、前向きで心が躍るバネには勝てないよ。

 

負けたというトラウマをいかに排除させるかが、次に繋がるんだと思う。

負けたことをどうにか活かせられればと思うが、それは欲張り過ぎかも。

忘れるということでの「損切り」で納得した方が賢いように思える。負けた記憶をいつまでも残しておくのはリスキーだと思う。

ただ、忘れる方法の1つとして、思いっきり悔しがるのはアリだと思う。悔しく思うことが「飽きる」まで、とことんに悔しがって負けの記憶をデトックスさせてしまうのも1つの方法です。

 

 

一方、勝ったドイツの選手。なにやら祝勝会で南米の選手に対しての差別的な振る舞いをしたとのニュースが。あーあ、やっちまったね。

こういうことは、一生悔いて生きればいいさ。